恵知仁の本『JR全線 読みつぶし・乗りつぶし』、『もっと知りたい! 新幹線』&鉄道擬人化フィギュア、銚子電鉄擬人化グッズ発売中! 詳細はトップページで!
2008年8月31日(日)午前4時、初代新幹線0系が埼玉県さいたま市大宮区の鉄道博物館へ、はるばる大阪からやってきました。収蔵され、その栄光を輝かせるために。
とはいえ到着地は鉄道博物館ではなく、近接するJR東日本の大宮総合車両センターです。お披露目前に、化粧直しが必要ですからね。
この0系は同月28日未明、大阪府吹田市のJR西日本社員研修センターを陸路で出発。神戸港から東京の大井埠頭までは海路、そこからは再び陸路で、海なし県埼玉の大宮へと向かいます。
さて、大宮総合車両センター前。到着予定時刻が近づくにつれ、変な時間にもかかわらず人がワラワラと集まってきました。いえ、私らみたいな物好きはともかく、子供連れや若い女性など、近所からフラフラ出てきたような風体で。そういえば「鉄道の街」大宮、この大宮総合車セ付近には国鉄大宮工場時代から関係者が多く住んでいるとか。
そして遠くに、青い回転灯がまたたくのを視認。いよいよです!

誰かがそれを確認するやいなや、「来たぞ!」といった興奮と喜びが入り交じり、うわずり加減の声があちこちから。午前4時に似つかわしくない喧噪が、その場をにわかに包み出したのでした。

日通のトレーラーヘッドに牽引された0系は、センター入場前に一旦停止。後部台車のエンジンを起動させます。
さあ、右折して入場です。電信柱が、曲がるときに鼻先がちょうど引っかかりそうな嫌らしい場所に立っていたのですが、見事な操舵で切り抜けていきます。

果たしてこの場で、いくつのシャッターが切られたのでしょうか。鉄はもちろん、先述の非鉄風の方々も皆、ケータイ片手に一心不乱です。

お疲れ様でした。また現場にはテレビ局の姿も。この写真、0系がちょっと明るくなっているのはそのライトです。

その後に続いてきたトラックの荷台には、0系のスカートが鎮座。まるで太刀持ちのごとく。
午前4時、夜更かしして見に行ったこの光景。即帰宅しこれを書いている現在、もう夜が明け始めていますが非常に興奮、しばらく寝られそうにありません。あけて今日が日曜であること。おそらく道路状況等を考慮した結果なのでしょうが、幸いです。まさに、おあつらえ向きの日程です。運送関係の皆様には恐縮ですけども、お陰様で大変貴重な体験をさせて頂きました。
とにかく、見るからに非常識的な光景ですので、機会があれば是非一度、ご覧になることをオススメします。ただ、その機会はあまり無いかもしれませんが……。私も今回が、長く「鉄」やっていて初めてです。

※擬人化について詳細は「鉄道擬人化図鑑「0系新幹線「ひかり」」」をご覧下さい。
鉄道擬人化「Rail-G Station」 [製作]恵知仁 [初出]2008年8月31日