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1994年(平成6年)春、札幌と函館を結ぶ特急「北斗」の新型車輌として登場。「スーパー北斗」を名乗り、所要時間を大幅に短縮する。
1997年(平成9年)春、札幌と釧路を結ぶ特急「おおぞら」の新型車輌として登場。「スーパーおおぞら」を名乗り、所要時間を大幅に短縮する。
特急「スーパー北斗」 : 函館〜札幌 (函館本線、室蘭本線、千歳線、函館本線) / 7両編成
特急「スーパーおおぞら」 : 札幌〜釧路 (函館本線、千歳線、石勝線、根室本線) / 6両編成
ステンレス / N-DMF11HZA型ディーゼルエンジン(出力:355PS/2100rpm)を1両あたり2基搭載 / 変速1段+直結3段 / 130km/h / 制御付き振り子装置搭載
ステンレス / N-DMF11HZA型ディーゼルエンジン(出力:355PS/2100rpm)を1両あたり2基搭載 / 変速1段+直結4段 / 130km/h / 制御付き振り子装置、自己操舵台車搭載
道内の都市間輸送で、航空機や高速バスなど他の交通機関に対抗。所要時間を短縮し、乗客を確保するため開発された。
所要時間を短縮するために、求められる車輌。それは、平均速度を上げられる車輌である。
では平均速度を上げるには、どんな車輌にしたらよいのか。その解として現在一般的なものを簡単に挙げると、出力強化などによる加速性能や登坂性能、最高速度の向上、その速さでも安全を十分に確保できる高性能ブレーキを備えること、そして曲線通過速度を上げること――すなわち振り子装置を導入することであろう。
キハ281系の開発は、振り子装置を活用した高速気動車の先駆者であるJR四国 2000系気動車を元にスタート。1両あたり710PSという高出力を確保し、そして車体にステンレスを採用するなど徹底的に軽量化。出力重量比が向上し、優れた加速性能を実現する。
しかしそこには、北海道特有の問題があった。内地とは質が違う雪と寒さである。スキーヤーに喜ばれるパウダースノーは、車輌の隙間という隙間から中へ入り込み、また厳しい寒さは、それらを瞬時に凍らせた。振り子装置やブレーキなど、2000系気動車そのままの構造では、冬季の北海道で使用するには厳しいものがあった。
そこで、2000系気動車で採用されていた「ころ式振り子装置」に代わり、より耐寒耐雪性能を向上できる「ベアリングガイド式振り子装置」を気動車で初めて採用。試作車による走行試験を2年近くも実施し、北海道独特の気候と環境に適した量産車が完成。1994年(平成6年)春から、「スーパー北斗」として活躍を開始する。
またブレーキには、車輪の滑走を検知し、最適なブレーキ制御を行う高性能な排気ブレーキ付電気指令式空気ブレーキを採用。雪の積もった滑りやすい状況を高速で走行しても、安全に停止できる優れた制動力を持つ。
キハ281系「スーパー北斗」はこれらの構造により、その平均速度を大幅に向上。函館〜札幌間の318.7kmを最短2時間59分で結び、所要時間をそれまでのキハ183系「北斗」から、最大で約30分も短縮。表定速度(距離÷停車時間も含めた所要時間)は106.8km/hと、在来線で日本一を誇る。(※)
※ 2005年2月現在、「スーパー北斗」は函館〜札幌間の318.7kmを最短3時間丁度で結び、表定速度は106.2km/h。(「スーパー北斗」17号 函館 16:43 → 東室蘭 18:29/18:30 → 苫小牧 19:01/19:01 → 南千歳 19:16/19:16 → 札幌 19:43)
このキハ281系は、国鉄分割民営化で誕生したJR北海道が初めて開発した特急形気動車である。その成功は、北海道の交通地図に大きな変化を与えた。続くJR北海道の新型車輌にもそのメカニズム、デザインが継承されており、JR北海道の誕生と新時代の幕開けを象徴する存在とも言えよう。
キハ281系の発展型として登場。基本的な構造、デザインはほぼ同様だが、線形の悪い根室本線を走るため、振り子角度をキハ281系の5度から6度に強化。自己操舵台車も備え、曲線通過性能がより向上。振り子の重心が低下し乗り心地も向上したほか、各所に改良が加えられている。
また「スーパーおおぞら」のほか、「スーパー北斗」運用にも従事。キハ281系との混結運転も可能だ。
「構造・思想」の項を参照頂きたい。
滑らかな曲線を描く青い先頭部に、JR北海道のコーポレートカラーである若草色の明るい帯、銀色に輝くステンレスのすっきりした車体が続く。
また車体は振り子性能を重視した低重心構造だが、乗務員の安全性や視界の確保などを考慮し高運転台を採用。そのため先頭部分が縦に長く飛び出した形になり、大きな外見的特徴になっている。
窓が連続窓のように配置され、よりスマートで一体感のある雰囲気を醸し出す。
基本的な構造はキハ281系と同様だが、前照灯が移動・増設されたほか、運転台周りが、丸みを帯びつつシャープでエッジの効いたデザインになり、存在感と迫力が増す。
車体部は、さらなる低重心化をはかるため、キハ281系では屋根上に存在した空調機を床下に移設。屋根上がすっきりしている。しかしその窓は、キハ281系の連続窓風から座席2列ごとに独立したものに変更。さらに雪による破損防止のためポリカーボネート製のカバーが装着されており、存在感のあるものとなっている。
またその塗色も、オレンジ色のアクセントが加えられ存在感が増しているほか、ヘッドマークや行先表示が幕式からLED式に変更されている。
車内は全体的に、シンプルかつ機能的な構造。特急として十分なサービスを提供する。また車掌室がオープンカウンターになっており、親しみやすいものになっている。
座席の布地に、釧路湿原の象徴的存在であるタンチョウの刺繍が入れられている。
| キハ281系「スーパー北斗」 | キハ283系「スーパーおおぞら」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 擬人化分析スケール | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 擬人化キーワード (上記文中の赤字部分) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 高出力 / 徹底的に軽量化 / 優れた加速性能 / 内地とは質が違う雪と寒さ / 耐寒耐雪性能 / ベアリングガイド式振り子装置 / 試作車による走行試験を2年近くも実施 / 北海道独特の気候と環境に適した / 滑走を検知し、最適なブレーキ制御を行う / 雪の積もった滑りやすい状況を高速で走行しても、安全に停止できる優れた制動力 / 平均速度を大幅に向上 / 滑らかな曲線 / すっきり / 高運転台 / シンプルかつ機能的 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 特急「スーパー北斗」 / 在来線で日本一 / JR北海道の誕生と新時代の幕開けを象徴する存在 / 連続窓 / スマート / 一体感 | 特急「スーパーおおぞら」 / キハ281系の発展型 / 基本的な構造、デザインはほぼ同様 / 曲線通過性能がより向上 / 振り子の重心が低下 / シャープでエッジの効いたデザイン / 存在感と迫力が増す / 屋根上がすっきり | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| キャッチフレーズ | |
|---|---|
| 「北の大地でしなやかに描く白銀のシュプール」 | 「北の大地で豪快に描く白銀のシュプール」 |
| イメージ(全体) | |
| スキーヤー。運動神経とバランス感覚、膝の使い方が抜群。 | 左に同じ。 |
| イメージ(服装) | |
| スキーウェア風。 | 左に同じだが、やや派手で、重心が低い。 |
| 性格 | |
| しっかり者。勤勉で真面目。努力家。理性的で合理的。冷静沈着。クール。落ち着いている。 | 真面目で理性的、合理的だが、豪快で、アグレッシブな面が強い。 |
| 行動の傾向 | |
| 上昇志向が高く、新しいものも積極的に取り入れるが、石橋を叩いて渡る。用意周到。革新的でありつつ、着実に未来を切り開く。 | 基本的に左と同じだが、より活発で豪快。行動的で積極的。思い切りが良い。より深く切り込んでいこうという意欲に溢れる。悪条件ほど燃え上がる。 |
| チャームポイント | |
| スマートかつ滑らかに、流れるように駆け抜けていくさま。その雰囲気。 | シャープかつ力強く、豪快に駆け抜けていくさま。その雰囲気。 |
| 長所 | |
| バランス感覚が良い。運動神経が良い。賢い。革新的でありながら、堅実。地道な努力をいとわない。真面目で、虚飾が無い。 | バランス感覚が良い。特に身体的バランス感覚は抜群。運動神経が良い。活発で豪快。行動的で積極的。思い切りが良い。 |
| 得意 | |
| 研究開発。ウインタースポーツ全般。特にスキーのアルペン競技の回転系、クロスカントリーなど。スケートも。 | 身体を動かすこと。ウインタースポーツ全般。特にスキー。モーグルなど、激しく身体を動かす演技系の競技にも強い。 |
鉄道擬人化「Rail-G Station」 | 〈製作〉恵知仁 | 2005.02.24 初出 / 02.25 改訂