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1966年(昭和41年)、支線区での旅客・貨物列車牽引、また構内入替作業用の中型ディーゼル機関車として登場。その利便性の良さから、700両以上も製造された。
2004年(平成16年)現在、機関車が牽引する旅客列車は、寝台列車など一部を除きほぼ消滅。貨物列車も、支線区では大幅に減少。その活躍の場は車輌基地などでの入替作業、わずかな貨物列車、臨時旅客列車にとどまる。
そのため多数の廃車が発生しているが、JR各社のほか各地の臨海鉄道、第三セクター鉄道などで第二の人生を送る車輌も多い。
日本国有鉄道
日本全国で車輌入替作業、貨物列車、臨時旅客列車の牽引などに従事。
DML61ZA型、もしくはDML61ZB型ディーゼルエンジン×1 /
1250PS/1500rpm (DML61ZA) 、 1350PS/1550rpm (DML61ZB) /
液体式 / AAA-B / 65t / 85km/h
支線区での旅客・貨物列車牽引、構内入替用に製造された。同じ用途に使われていたDD13型ディーゼル機関車を置き換え、さらなる性能向上をはかる。また、当時まだ多く残っていた蒸気機関車を置き換えるという目的も。


この機関車は構内入替、支線区用であり、また乗客と直接関わらない「機関車」という宿命もあり、あまり注目を浴びることはない。だが、その汎用性には注目だ。
重い機関車は、ローカル線など路盤が弱い線路に入れない。だからといって軽すぎては、重量のある車輌を牽引できない。
このDE10は、その2つを両立した。ほとんどの路線で走行できる身の軽さと、重量級車輌の入替作業をこなせる足腰の強さを獲得。エンジンを1基しか搭載しないため絶対的なパワーこそ無いが、万能の機関車として日本各地で活躍する。
また、これをベースに入替専用機 DE11、ラッセル車 DE15が誕生。基礎能力の高さを証明する。
DE10は裏方の車輌だ。華やかさはない。だがその裏方での働き、汎用性は、「鉄道」というシステムにおいて必要不可欠。乗客の輸送はもちろん貨物の輸送、鉄道車輌の輸送にも、電化非電化、幹線支線を問わず活躍できる。この機関車が入替作業に従事しているからこそ、他の列車が運行できている。またトラブルの際、もっとも動きやすい車輌のひとつでもあろう。
豪華寝台列車が無くなっても「鉄道」は機能するが、この機関車が無くなると、それは危うい。「鉄道」というシステムを、日々地道に下支えしている存在と言えるかもしれない。
路盤の規格が低い支線区への入線を考慮し、AAA-Bという特殊な5動軸配置を採用。軸あたりにかかる重量を13tにまで低減し、ほとんどの線区への入線を可能にする。
また動軸を5つにすることにより、粘着力とブレーキ性能が向上。重量のある車輌も牽引できる強靱な足腰を手に入れた。
液体式ディーゼル機関車では標準的な凸型ボディで、塗色も同様だ。しかしエンジン搭載数が1基のため、前後でキャブ部分の長さが異なる「セミセンターキャブ」を採用する。
| 分析スケール | |||||||||||||||||||||||||||
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| キーワード (上記文中の赤字部分) | |||||||||||||||||||||||||||
| ディーゼル機関車 / 利便性の良さ / 支線区 / 構内入替用 / 汎用性 / 身の軽さ / 足腰の強さ / 万能の機関車 / 裏方 / 華やかさはない / システムにおいて必要不可欠 / 日々地道に下支えしている存在 | |||||||||||||||||||||||||||
| その他所感 | |||||||||||||||||||||||||||
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彼女は、どんな仕事もそつなくこなす。足下の悪い場所でも、小柄で身軽な体を活かし。力仕事も、強い足腰と粘り強いパワーで。その活躍範囲の広さは、右に出るものがない。
それは言い換えれば、彼女の基礎能力の高さとバランスの良さ、そして仕事に対する真摯な態度の表れであろう。生半可では、こうはいくまい。その器用な技とそれを裏付ける情熱は、まさに「街の仕事人」である。
だが彼女に、ずば抜けた能力はない。飛び抜けて速いわけでも、力持ちなわけでもない。愛嬌があるわけでもない。器用さと真面目な仕事が「売り」だ。
それゆえ任務は、構内で他人の出発準備を手伝ったり、荷物や通行の整理をしたり、本線に出ても補完的な作業だったりと、基本的に「裏方」ばかりである。
しかし彼女は、真面目な「仕事人」だ。自分の能力を知っている。それが活きる場所を知っている。その「役割」と「責任」を、そして「誇り」を知っている。
華やかな豪華列車が出発する影に、彼女の尽力があることはあまり知られていない。だがそんなことは意に介さず、彼女は今日も淡々と、爽やかな汗を流す。我が子のような列車たちを、誇りを持って見送りながら。
鉄道擬人化「Rail-G Station」 | 〈製作〉恵知仁 | 2004.12.28 / 2005.01.17 改訂 / 02.20 改訂 / 05.24 改訂 / 06.04 改訂 / 06.05 改訂